チェンソーマンの第二部、第102『セーブ ザ キャット』話のネタバレ感想記事です。
タイトルにあるとおりネタバレを多分に含むので嫌な方はそっ閉じしてください。
それでは御覧ください。
【第二部】チェンソーマン第102話『セーブ ザ キャット』のネタバレ感想!!チェンソーマン登場!からのトロッコ問題!
なにかとユウコを殺させようとするヨル
『コウモリの悪魔』に襲われ、気絶し金棒が刺さって動けないユウコを、ヨルは再度殺せと言います。
親しい間柄の人間を殺して自分のものにすれば、罪悪感から強い武器になります。
だからこそ誰でもなくユウコこそ殺すべきだと考えているようです。
もしアサの両親が存命だったり、兄弟姉妹がいたとすればやはりヨルは殺せと言ったでしょうね。
共存関係にあるとはいえ、チェンソーマンを倒すためならなんでもするそれが『戦争の悪魔』、ひいては悪魔なのです。
これからもアサの大切な人をしきりに殺せと促し続けるかはわかりませんが、ノイローゼになるよなぁ……。
友達できた→殺せ、彼氏できた→殺せ、結婚した→殺せ。……嫌すぎる。
でも寄生獣パターンで人間味が出てきたら言わなくなりそう。むしろ大切な人守りそう。
アサは大事なところでいつもコケる
ユウコを殺して武器にすることを拒んだアサは、ユウコを担いで逃げることを選択しました。
しかしアサはコケます。
アサ「(そうだった、私はいつも大事なとこでコケるんだ)」
アサの失敗体験がフラッシュバックします。
(友達の?)誕生日会でコケ、
対抗リレーのアンカーでコケ、
そして親を亡くした日にも。
アサの母親は『台風の悪魔』から逃げる途中、転んだアサを立ち上がらせた直後に暴風による飛来物に巻き込まれ死亡したようです。
アサはいつも大事なところでコケるんです。
そのせいで人生台無しにしてきた人間なんです。
……コケピーなんです(うまくない)。
しかし相変わらず『台風の悪魔』はキモいなぁ。なんで悪魔って脳みそ丸出しなんだろうか。
第一部の『台風の悪魔』は赤ちゃんみたいな見た目でしたが、アサが会ったときはちょび髭の生えたおっさん型だったようです。
この『台風の悪魔』が起こした暴風によりアサの母が死んだとなれば、『台風の悪魔』はアサの仇ということになります。
第一部の主要キャラである早川アキは『銃の悪魔』の復讐を誓ってましたが、アサはこれまでそんな節は見せず淡々と生きていました。
20人中7人が悪魔に殺される社会では、そもそもどうしようもない悪魔被害に復讐しようと思う人の方が少ないのかもしれませんね。
ユウコ「結果は間違えても、自分の気持ちが間違ってなければ私はいいんだ!」
転んで『コウモリの悪魔』に殺されようとしているとき、走馬灯を見るかのようにユウコが靴をくれたときを思い出します。
自己満で自分を助けてるんじゃないかと問うアサに、ユウコは
「結果は間違えても、自分の気持ちが間違ってなければ私はいいんだ!」
と、自らの信念を話します。
今からでもユウコを武器にすれば『コウモリの悪魔』には勝てる。
それでも、たとえ自分の判断で死んだとしても、自分が正しいと思ったことをしたい。
自分もユウコのように生きたいと決心し、血だらけになっても、アサは立ち上がりユウコを担ぎ走り出します。
しかし……ユウコ、人間が出来過ぎてやしないだろうか。
これは何かのフラグだろうか。
漫画チェンソーマンにこんな善人がいていいわけがない!!!
ユウコには何かが起こる(確信)
……と思った矢先、アサとユウコは『コウモリの悪魔』に丸呑みにされてしまいます……。
遂にチェンソーマン登場!『ゴキブリの悪魔』と戦ってるぞ!
『コウモリの悪魔』に丸呑みにされ、もう駄目かと思われた瞬間、何者かが『コウモリの悪魔』をぶっ飛ばします。
いや、違う。何者かがぶっ飛ばした悪魔が当たって『コウモリの悪魔』がぶっ飛びます。
ぶっ飛ばしたのは……チェンソーマン!!!
第二部始まって5話目で遂に前作主人公が登場ですよ。
チェンソーマンがぶっ飛ばしていた悪魔は『ゴキブリの悪魔』!
見た目からしてかなり強そうです。
超巨大であり、腕が四本あります。
テラフォーマーズのゴキブリよりも強そう。
人間はゴキブリにかなり恐怖する生き物だからなぁ。
そりゃ強くもなるわ。
……そういや結局、新生『コウモリの悪魔』一言も喋らず(喋らせてもらえず?)に退場したな……。
トロッコ問題、チェンソーマンの解は……どちらも選ばない!
追い詰められた『ゴキブリの悪魔』は、一人の男子学生と車に乗った数人の老人を人質にし秤にかけ、チェンソーマンにどちらを選ぶかを試します。
いわゆるトロッコ問題というやつですね。
wikiによると「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」という倫理学上の問題とあります。
正常な論理感を持つ普通の人ならば悩み抜いてどちらかを選ぶか、選択しないことを選ぶという結論になるかと思われます。
しかしチェンソーマンはトロッコ問題の二択を完全無視して『ゴキブリの悪魔』を殺しにかかります(笑)
男子学生は死に、老人の乗った車も大破。
当たり前のように両者見殺しにするチェンソーマンなのでした……。
『ゴキブリの悪魔』はチェンソーマンのことを正義の味方と勘違いしていたようですが、第一部の既読者なら御存知の通りチェンソーマン=デンジは正義なんて微塵も考えていません。
考えているのは食べ物のことか女の子か……とりあえず自分の理にかなうことしかしません。
しかし『ゴキブリの悪魔』を殺すことが目的だったわけでもなく……
猫を助ける漫画。それがチェンソーマン
トロッコ問題究極の二択を無視したチェンソーマンが選んだ選択肢は、提示されていない三択目の『落下しそうになっている猫を助ける』ことでした。
第一部の序盤でも『血の悪魔』=パワーの飼い猫を救ったように、漫画チェンソーマンでは何かと猫を助けてるんですよね。
序盤では犬派だったデンジも今ではすっかり猫も好きになったようです。
もし人質に取ったのが男子学生ではなく女子学生であったのなら結果は変わっていたのかもしれません。
その下心で車の老人たちと猫は見捨てられ、女子学生を助けていたのかもしれませんね。
猫か、女か。
デンジはどちらを選んでいたのでしょうか……。
デンジにとっては、これがホントのトロッコ問題……。
余談ですが、第一部の序盤でも猫を助ける展開があり、第二部序盤でも猫を助ける展開があったので、もしかしたら第三部・第四部と続くときには序盤に猫を助けるお馴染み展開になるのかもしれません。
まとめ
第二部始まって5話目でやっとこさ登場したチェンソーマン。
満を持しての登場で最高の見せ場を作りやがりました。
まだ変身したチェンソーマンとしてしか登場していないので、次回以降の変身前デンジ登場が楽しみですね。
チェンソーマン第二部は現在ジャンプ+というサイトかアプリで無料で見れます!一ヶ月間くらいは最新話も無料配信しているので見るならお早めに!
チェンソーマン第102話はこちらから直接見れます(ポイントが必要な場合もあります)。
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